世の中が変わるには15年じゃ足りない
僕はコモンビートというNPO法人で働いています。
今年は設立15周年イヤーということで、この週末5/27に記念のミュージカル公演を行います。
記念のイベントということもあり、
15年前の、まだ法人の「ほ」の字もない状態で公演をした時の映像をみる機会がありました。
ちなみに僕も15年前から関わっていて、キャストとして舞台にも立っていました。(当時23歳!わかーい!)
今はバックヤード担当なので、1人でも多くの人にこのプログラムを体験してもらいたいという想いで日々仕事をしています。
目次
「他の地域ではまだ紛争や争いが絶えませんが・・・」
話が逸れましたが、その映像の中で、「他の地域ではまだ紛争や争いが絶えませんが・・・」という話が出ていた。
その言葉を聞いてショックを受けた自分がいました。
「15年活動を続けてきたけど、今も紛争はあるし、何も変わってないんだな」
と感じました。
自分たちの活動は、本当に世の中の為になっているのか。
どうなんだろう・・・
映像を見ながら、頭は疑問モードに突入していました。
変わったものと変わらないもの
少し時間を置いて改めて考えてみると、
「他の地域では紛争や争いが・・・」という言葉をそのまま捉えてしまうと、
15年経っても「他の地域では紛争や争い」は無くなっていないです。
紛争や争いというくくりで見てしまうとそうなります。
でも中には、紛争が無くなった地域もあるだろうし、少なくなった地域もあるだろうし、逆に新たに始まった地域もあると思います。
つまり、ざっくりと捉えてしまうと何も変わっていない無力感を感じずにはいられませんが、ピンポイントの事象を捉えれば、変化をみることができます。
コモンビートが起こした変化
では、コモンビートが15年活動を続けて起こした変化は何なのか。
これは、出演者がのべ5000人を超え、来場者数も18万人になったという変化。
やっぱり1回だけ打ち上げ花火のようにやって終わっていたら、こんなにたくさんの人が「A COMMON BEAT」という作品に触れることはなかったんです。
そう思うと、地道に活動を続けて来れて本当によかったなと思います。
何年経てば世の中が変わるのか
では、いつになったら世の中が変わるのか。
僕の考えでいうと、
・世の中は常に変わっている(変化している)
・いい方向へ変わっていくように、地道に進んでいくことが必要。
・ドラスティックな変化を求めない
といったところです。
考えれば考えるほど、よくわからなくなっていきますが、
身の回りのことから少しづつ良い方向へ変化させていくことが大事なのだなと感じました。